大きな負担がかかる沈黙の臓器・腎臓

腎臓が悪い、腎臓病の一歩手前と診断されたという話を聞くことがあります。
腎臓を傷つけたり痛めたりする原因は様々ですが、
何よりも腎臓には自覚症状がないことがほとんどで、病気が見つかるのは健康診断や人間ドックです。

 

「無言の臓器」「沈黙の臓器」と呼ばれる腎臓ですが、
万が一病気になった時の治療法として挙げられるのは、薬物での治療にくわえて食事療法や保温がメインです。

 

慢性腎炎や慢性腎不全は腎臓の病気の代表格ですが、
基本的には食事療法で改善できますし、普通の人と同じ生活を送れるといわれています。
さらに病状が悪化して人工透析が必要になっても食事療法は継続しますから、
いかに普段からの食事が大切かがよくわかります。

 

腎臓の大きな役割は、体内を循環する血液から老廃物を取り除き、体外に排出することです。
血液から濾過された老廃物は、尿や汗になります。

 

老廃物と聞くと、老化した細胞というイメージがありますが、
毎日の食事を体内に取り込んだ後に消化され、分解された時にできた窒素化合物が大半です。
この窒素化合物は尿になりますから、腎臓の機能が低下して尿が出ないとなると
人工透析で老廃物を排出しなければ体中に毒素が回って死に至ります。

 

腎臓が悪いということは、最悪のケースでは死に至ることがあるのですから、
沈黙の臓器であることをいいことに病気を見過ごすと命取りになります。

 

体内の老廃物がきちんと排出されているかを検査するのには、尿検査が一番です。
健康診断や人間ドックを定期的に受診していれば、現在の医療レベルでしっかりと検査でき、病気も早期発見できます。

 

また、最近は女性の腎炎が増えているとの報告もあります。
腎炎は10年以上もの間、無症状ということもあり、なかなか気づきません。

 

若年層の女性は、無理なダイエットや、極度の偏食により腎臓の負担をかけることが多く、
体内の水分の調節ができなかったり貧血を起こしたりします。
体内環境を保つために、ナトリウムやカルシウムが排出される量を調節しているのも腎臓の役割です。
無理なダイエットにより体内環境を維持することができない場合、腎臓に大きな負担がかかってしまうことになります。

 

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